愛媛大学理学部 沿岸環境科学研究センター

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第8回ケミカルハザードシンポジウムを開催しました。

「第8回ケミカルハザードシンポジウム」を10月24日から25日の2日間にわたり北海道大学にて開催しました。今年度のテーマは、「環境研究のための異分野融合 ~ 環境化学におけるOne Healthアプローチを考える」と設定しました。One Healthの概念は、「人の健康」を達成するためには「動物の健康」や「環境や社会の健全性」が不可欠であるという考え方に基づいています。この概念は近年、世界的に急速に普及しつつあり、グローバルなネットワークが構築されています。一方、日本国内では一部の地方自治体で推進条例が定められるなど普及の兆しが見られるものの、世界に比べると遅れがあり、特に学際的なネットワークの不足が指摘されています。
本研究室からは3名の学生(佐藤さん、徳田さん、桒原さん)が英語で口頭発表を行いました。

Aika Sato:Elucidation of PFAS Contamination Using Companion Animals as Indicators(コンパニオンアニマルを指標とするPFASの汚染実態解明)

Moeha Kuwabara:Qualitative and Quantitative Analysis and Exposure Risk Assessment of Plasticizers in Eraser and Other Products(消しゴム等製品中の可塑剤の定性・定量および曝露リスク評価)

Misaki Tokuda:Characterization of PFAS Contamination Profiles
and Tissue Distribution in Cat (イエネコの臓器・組織を対象とした
PFASの汚染実態と組織分布の特徴)

シンポジウム全体を通じて、異分野融合による新たな知見や技術の可能性が提示され、One Healthアプローチの重要性が改めて強調されました。次年度は10月に愛媛大学で開催予定です。

1日目 集合写真

2日目集合写真